コンタクト保存ケース洗ってますか?

こんにちは、院長の藤井です。


今回は雑誌「臨床眼科」2013年4月号に「コンタクトレンズ装用を発症誘因とする感染性角膜潰瘍の検討」が載っていましたので、コンタクトレンズを使用している方への注意点を説明いたします。


原著はコチラ(PDFファイルです)

http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&ved=0CC4QFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.jsomt.jp%2Fjournal%2Fpdf%2F060030182.pdf&ei=lHaoUbWFM8mNkAXgmoCgCg&usg=AFQjCNEsNGXbPU0mS1Nad97CtNAD6rrI6w&sig2=pLs_C26BlgLTgLzLlOvdBA&bvm=bv.47244034,d.dGI



コンタクトレンズを使っている方はたくさんいらっしゃると思います。


今の主流は使い捨てソフトコンタクトレンズです。


1日使い捨て、2週間使い捨て、1ヶ月使い捨てと様々なタイプが市販されています。


利便性および衛生的にも1日使い捨てがもっとも優れていますが、特に毎日使用される方は、費用がかかってしまうため、2週間や1ヶ月使い捨てにしている方が多いと思います。


そうするとコンタクトレンズのケアが必要になってきます。


このお手入れがちゃんとできていないと、細菌などの微生物が繁殖し、角膜炎や角膜潰瘍を発症してしまいます。



今回の論文は感染性角膜潰瘍の患者さんからの調査ですが、やはり78%の方がレンズ管理が不適切でした。
(使用期限を守らない、レンズをお手入れしない、など)


なかでも興味深いのが、46%の方の保存ケースから緑膿菌という細菌が検出されたという点です。


コンタクトレンズをキレイにお手入れしていても、保存ケースが汚染されているという場合も多いんですね。


これは意外と盲点です。


一度感染性角膜潰瘍になると、たとえ治ったとしても視力障害の後遺症を残す場合も多いです。


コンタクトレンズはもちろんですが、レンズケースも毎日きちんと洗って乾燥させての使用を心がけて下さいね。



それでは今後とも豊橋南藤井眼科クリニックをよろしくお願いします。




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