コンタクトレンズはどこにいった??

こんにちは!

院長の藤井です。


今回は雑誌「眼科」の症例報告から、


「ハードコンタクトレンズが3年間結膜嚢に残存した1例」


の御紹介。



コンタクトレンズを使ったことのある人は、レンズを外すときに「目の中でどっかいっちゃった!」という経験は1度くらいはありませんか?

目の裏側に入り込んじゃったんじゃないかと心配して来院されるかたもいます。

でも、目の構造上、裏側(=目の奥)にいってしまうことはないんですね。

かならず出てきますので安心してください。


ここからが本題ですが、結膜嚢(けつまくのう)といって白目と白目が折り返す部分があります。

そこにひっかからるとなかなか出てきません。

自分で取り出すのは難しいです。

それに、ひっかかった状態に慣れてしまうと違和感も少なくなってしまいます。

そんなこんなで3年間(!)コンタクトレンズが結膜嚢に残ったままになってしまって、ある日できもののように腫れてきた、というのが今回の報告です。

こういう報告はパラパラあります。


ですので、コンタクトレンズをはずしたときにどっかいってしまったときは、飛んでいったのかなとそのままにせず、ちゃんと受診してくださいね。

もちろん、知らぬ間に落ちてしまっていたことが大半ですけどね。



豊橋市の眼科クリニック
豊橋南藤井眼科クリニック
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