コーヒーと緑内障は関係ある?

こんにちは、院長の藤井です。

今日はInvestigative Ophthalmology & Visual Scienceに掲載されたコーヒーと緑内障の関係について御紹介します。

この研究では女性7万8,977人と男性4万1,202人の28年間のデータを分析しています。

その結果、1日3杯以上のカフェイン入りコーヒーを飲む人はまったく飲まない人に比べ「落屑」緑内障の発症リスクが高かったというものです。
(紅茶、チョコレートなど他のカフェイン入り食品ではこの関連が認められませんでした)

落屑緑内障とは、「水晶体偽落屑症候群」という原因不明の病気に伴う緑内障です。

緑内障は40歳以上の20人に1人がかかる病気であり、末期になると失明してしまう怖い病気で、御存知の方も多いと思います。

では、コーヒーは飲まない方がいいのでしょうか?
(ちなみにコーヒーには発ガン性の可能性もあると世界保健機関がとりあげたこともありました)

実はコーヒーはもともと薬として利用されてきました。胃の薬、頭痛の薬、心臓の薬などなど。

薬は飲み過ぎれば副作用が出ます。

コーヒーもそういう目でつきあえばいいのではないでしょうか?

摂取し過ぎず、ほどほどに。

これは様々な健康食品にも言えますね。

マスコミが取り上げたらブームが起きる昨今、おどらされずにバランスよく栄養をとることが、一番健康にいいと思います。

特にコーヒーに含まれるカフェインには依存性があるので注意してくださいね。


豊橋市の眼科クリニック
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