こどもの近視進行予防は可能?②
こんにちは、院長の藤井です。
今回は前回の続きです。
さてさて、近視を治す現実的な方法としては、今のところLASIK(レーシック)があります。
これは手技的にはほぼ確立されていますので、安全に近視を治すことができます。
ですので、LASIKを手がけるところがたくさんあるんですね。
(機器が非常に高額なので資本力があるところがほとんどですが)
もちろん変性近視や円錐角膜など、LASIKが不適になる場合もあるので、ちゃんと手術前の検査をした上で手術をすることが大事ですが。
(トラブルになるのは、ほとんどの場合、術前の詳しい説明をあまり聞かずに手術を受けたり、適応スレスレを無理に手術してしまった場合です。)
それに対して「近視進行予防」に対するちゃんとした効果のある方法は今のところない
、というのは前回お話ししたとおりです。
ところが、今後期待できる研究報告がいくつか出てきています。
①特殊非球面眼鏡(MyoVision)
これは周辺部網膜における後方へのデフォーカスを軽減する特殊レンズです。
まあ専門的すぎるので、結果として21−30%の抑制効果が報告されています。
②特殊コンタクトレンズ
これも細かい説明は省きますが、特殊なコンタクトレンズを装用することで、
34−49%もの抑制効果がみられたとの報告です。
いずれも今後症例数を増やしていき、さらなる研究が必要ですが、近い将来学問的裏付けのある、効果的な近視予防法が出てくるかもしれません。
私もド近眼ですので、非常に興味があります。
また最新情報がありましたら積極的に御紹介していきますね。
豊橋市の眼科クリニック
豊橋南藤井眼科クリニック
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