待ち時間について②

こんにちは、院長の藤井です。


今週はゴールデンウィーク(GW)ですね。


みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


当院は今年は暦どおりの診察を行っており、今日は仕事です。


GW後半戦を楽しみにがんばりたいと思います!



さてさて、今回は前回の続きです。


予約制について考えてみたいと思います。



診察の予約制のメリットといえばやはり待ち時間を少なくすることができる点にあると思います。


そのため忙しい現代社会、共働きも増えた世の中では特に便利ですね。


また、インターネットで予約をとることも一部では可能になり、夜など空いた時間に予約することができるなど、ますます便利になってきています。


医療関係では歯科さんでは多くが予約制を導入しています。



ですがこの予約制がきちんと機能しないと、逆に不満が出てきてしまいます。


たとえば、緊急の患者さんが多く、予約時間どおりに診察できなかった場合は、予約制じゃない場合よりもずっと不満が募ります。


また人気クリニックに多いのですが、予約したいのに予約一杯で予約できない、という場合もあります。


たとえば、私事ですが、以前歯が痛くなったときにすぐ診てもらいたかったのに、予約が一杯で一週間先になったことがありました。



というわけで、この「予約制」がちゃんと機能するには以下の条件があると思います。


①予約枠(時間)に余裕をもたせること
②急性疾患の患者さんに対応できること


さて、そう考えてみると、予約制は病院および急性疾患の少ない科目(精神科)の診療所に向いた制度であり、一般の診療所(クリニック)には向かないと考えます。


病院の外来は本来クリニックからの紹介を受けて診療する二次医療施設であり、医師も多くいるため、予約枠に余裕を持って設定することができます。
(近年は医療崩壊もあり、必ずしも余裕がないのが現状ですが…)


また、救急部が別にあり、予約外の緊急患者さんを別で診ることもできます。



その反面、一般クリニックでは、医師は1人、多くても2人の場合がほとんどで、人員に余裕がありません。


また、一次医療(プライマリケア)を手がけるため、急性期の患者さんがたくさんいらっしゃいます。


例えば眼科ではメヤニが出た、目が痛い、目を打ったなどなど、白内障緑内障、糖尿病性網膜症など慢性疾患の患者さん以外は、多くが急性期の患者さんです。


そのため、多くのクリニックではなかなかスムーズに予約制に移行できないのが現状です。



当院はまだ開院1年半と、発展途上のクリニックですので、待ち時間もそこまで長くはありません(時期的に混雑はありますが)。


しかし今後待ち時間が長くなる可能性も十分あります。


そこで、予約制やセミ予約制(一部の時間帯のみ予約制)、順番制だけどインターネットで順番が取れるシステム、などいろいろ先進的に取り組んでいるクリニックさんを研究しながら、待ち時間対策を考えていきたいと思っています。


今後とも豊橋南藤井眼科クリニックをよろしくお願いします。


豊橋市の眼科クリニック
豊橋南藤井眼科クリニック
http://f-eye.jp